"きゅう"との出会い

2014年9月のある日

自宅裏の倉庫で、3~4匹の子猫たちを連れた親猫が身を潜めているのを発見。

子猫は、生後1週間ほどの小さな小さな子猫たちで、
親猫は天敵から逃れるために、必死にかくまっているようでした。

私たちも、無事に子育て出来るよう、気にかけつつも見守る意識で、その場を離れました。

ところが9月9日の朝、一匹だけ残してみんな居なくなってしまいます。

その残された一匹が、後に家族となる"きゅう"です。

当時きゅうは風邪を引いていて、目も鼻も効かないような状態だったので、
置いてけぼりになってしまったのです。

鳴き声で私たちは気が付き、保護することができました。

回復

それからのきゅうは、出会った頃の様子が信じられないくらい、
みるみるうちに元気になってくれました。

きゅうは大人になった今でもトイレにもついてきてと訴えたり、
一人になるとマイナーな声で鳴き続けます。

そんな、たいへん寂しがりやで甘えん坊な性格ですが、
好奇心旺盛で人懐っこくて、皆から愛されている、幸せもののきゅうです。

服でつまづくような、猫らしくない鈍くさい猫なのに、
怖いもの知らずで、前向きで、たまに寄り添ってくれます。

いつでも周りにいる人を笑顔にしてくれる、見習うべき、愛しい存在です。

家族になって

きゅうとの暮らしが始まってから、さらに家族の絆も深まり、
保護して助けたつもりが、逆に色んな場面で助けられています。

きゅうとの日々は、私たちのなかで留めておくのは勿体ないくらい、
たくさんの笑顔と笑いで溢れています。

この場所を通して、幸せな気持ちをお裾分けできたらと思いつつペンを握り

いつも私自身、気が付くとほころんだ口元で絵を描いています。

倉庫の奥から出てきたきゅう
ミャーミャー鳴いて、倉庫の奥から出てきたきゅう
足が届かない階段でもへっちゃら
幼少期。足が届かない階段でもへっちゃらです。
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